標高1041m(ドーム)
   1021.9m(東ピーク)、993.8m(西ピーク)

風不死岳分岐の下
932m峰手前の大岩

一等三角点 東ピーク
支笏ブルー(8合目)
 今から約4万年前、支笏火山が大爆発をし、6~900mの凹地(カルデラ)が出来上がった。その後、9000年前に風不死岳、恵庭岳と出現し、最後に樽前山が形成された。現在の溶岩円頂丘(ドーム)が出来上がったのは、明治42年(1909年)の数回の爆発の後、4月17日から19日の3日間で今のドームが出来上がった。
★ 平成12年6月火山性地震の多発により、その後、登山自粛規制を行っている。現在は、外輪山のみ登山が出来、火口原とドーム周辺は関係者以外立ち入り禁止となっている。

★樽前山ルート・コースタイム鳥瞰図★

8合目手前の階段
七合目登山口

★樽前山の花★

〈樽前山東ピークほか〉ルート
七合目のヒュッテから東ピークまでは登りづらい火山礫の登山道で、特に8合目を過ぎると雨裂による段差で登りにくくなる。しかし振り返ると眼下に支笏湖が美しく水をたたえ、その支笏ブルーが心を和ませてくれる。

5月中旬、8合目から山の斜面がコメバツガザクラの群落となる。東側の斜面を回り込んで行くと、東ピークと西ピークの分岐(通称コル:馬の背)に出る。右の急斜面を登り切ると一等三角点の東ピークとなる。

西ピークへは、下の分岐を左に取り、左手に太平洋を見ながら外輪山を進むと樽前神社奥の宮に着く。そこから約1キロ弱で西ピークになるが、途中、火口原から覚生川(オボップガワ)源頭を横切るところが、近年大きく崩壊してきているので注意が必要。

西ピークから更に外輪山を時計回りで回っていくと東ピークに戻ることが出来るが、途中にある932m峰へ向かう分岐から外輪山を離れ、932m峰側に向かって下りていくと大岩があり、その先の分岐を右を行くと風不死岳分岐に向かって下りていく。風不死岳分岐から雨によって出来た深い雨裂の中を通り抜け、、更に火砕流の凝固した岩の斜面を下りると森林限界のお花畑コースに出る。樽前の北東斜面を南にお花を楽しみながらトラバースして行くと七合目ヒュッテに戻る。

西ピーク
樽前山神社奥の院
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