樽前山麓にあるこれらの洞門(廻廊)は、樽前山の大噴火によって発生した火砕流が凝結し、270年から350年の時を経て浸食されて出来上がったもの。
この四つの中で時代が違うのは、樽前ガローとされ、1667年の火砕流とされている。
他の苔の洞門、楓沢は、これまでの調査で1739年の火砕流の浸食によるものと判明している。
2016年に発見した錦多峰沢川源流部の新洞門は、正式に確認されているが、一般公開はされていない。2010年に公開されている樽前火山地質図によると今回発見した場所は、1739年の噴出物(火砕流堆積物:スコリア及び軽石岩塊)とされ、苔の洞門・楓沢と同時期に出来たものと推測される。

樽前ガロー(苫小牧市)

苔の洞門(千歳市)

楓沢(千歳市)

(新)洞門(苫小牧市)


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